ウォーキングでワーキングメモリを鍛える
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最近運動不足で体が衰えないかが心配です。
ストレッチはしているのですが、もっと公園に足を延ばしたいです(-_-;)。



ウォーキングをすると地頭を鍛えることができます。

ワーキングメモリとは脳の重要な部分で、短時間情報を記憶したり、入ってきた情報を処理してどう判断してどう動くかを考える部分です。
ここが鍛えられている人ほど頭がいいということになります。

勉強したことが全然覚えらんないと困っている方もおられるでしょう。
仕事をもっと効率よく、少ない手間でこなすにはどうしたらいいのか悩んでいる方もいると思います。

情報をいかに覚えて提供するか。
こういうのが重要だと思います。

そういう意味でも地頭の良さ、ワーキングメモリを鍛えることは重要です。


イリノイ大学の実験
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イリノイ大学が定期的なウォーキングの効果を測定した実験を行いました。
被験者に一日40分のウォーキングを週3回のペースで行ってもらいました。
そして脳の変化をfMRIで調べてみたのです。

実験開始から1年後、ウォーキングを続けた男女は脳の神経回路が増え、デフォルト・フォールド・ネットワーク(DMN)と呼ばれるシステムが活発化していました。



DMNとは、頭の中で感情や記憶といった情報をつなぐための回路です。
この回路がよくなると認知の働きが上昇し、計画性やスケジューリング、マルチタスクも上手にこなすことができるようになります。


ワーキングメモリの改善に必要なウォーキングの量について述べたいと思います。
週に3回継続して行うといいでしょう。
一回10分を目指してみてください。
慣れてきた30~40分を目安に行ってみてください。

どこでウォーキングをしてもいいのですが、森林があるところで行うとよりいいと思います。
どこの公園でも木が植えてあるので、公園でしてみるのがよいでしょう。

緑のあるところでウォーキングをするとストレス提言にもなりますし、PTSDの治療にもなります。

運動の強度ですが、ちょっと呼吸が乱れる程度の速度でやるといいでしょう。
最大心拍数の50~60%ほどでいいでしょう。

最大心拍数を割り出す式なのですが
208 - 0.7 X 年齢
を使ってください。この公式は約19000人のデータをもとに割り出した式です。
より精密に最大心拍数を算出することができます。


運動はワーキングメモリだけではなく海馬を大きくする働きを持っています。
海馬は記憶や学習に携わる部位でです。
新しく覚えた情報を保存する部分なので勉強をしているには重要な場所です。

過去14件の研究をまとめたデータによれば、海馬を増やすための運動ガイドラインはこのようになっています。

軽い運動の場合
1回40分のウォーキングを週に3回。
最大心拍数の50~60%を6~12か月続ける

負荷が高い運動の場合
1回30~60分のジョギングまたはサイクリングを週3回。
最大心拍数の80%を3~6か月続ける




ちなみに僕は週一回、近所の公園でウォーキングをしています。
心地のいいものです。

さわやかですよ。